
大人でももちろん、がんばったらその分「ほめられたい」という願望があります。とはいえ、闇雲にほめちぎればいいというものでもありません。
男性と女性では「ほめのツボ」とでもいうべきポイントが異なるのです。それぞれに響くほめ方をマスターしておくといいでしよう。 ほめ上手になれば、きっと今よりも人間関係がスムーズになります。婚活にもきっと役に立ちます
まずは、「ほめの基本4原則」を覚えてもらいたいと思います
原則1:今までと変化した部分に注目してほめる
「髪切った?」「メイク変えた?」「ずいぶん早く出社するようになったね」など、変わった部分を指摘するほめ方です。これは、女性たちの得意技でもあります。久しぶりに会った女性同士の会話を聞いていると、彼女たちはお互いに頭の先から足の先まで変化を指摘し、ほめ合います。「そのバッグ新しく買ったの?」「瘦せたんじやない?」などなど。これは女性たちの観察上手・調和上手がなせるワザ。いつも相手のことをよく見ているから、変化を敏感に察知できるのです。 男性も、「女たちの上っ面トーク」とバカにせず、身近な人たちを丁寧に観察する習慣を身に付けましよう。これさえ出来れば婚活のお見合いで困る事はありません。
原則2:その人が自分で気に入っているポイントを褒める
これは、本人が「褒めてほしい」「気づいてほしい」と思っている部分を攻めるほめ方です。「新しい髪型似合ってるよ」「プレゼンの展開がうまかったな」など。相手の気持ちに寄り添って考える必要があるので、少し高度なテクニックです。その、こだわりや大切にしていることを考えれば、正解に近づくことができるでしょう
原則3:本当に自分がいいと思っている部分だけをほめる
自分が共感できる部分をほめるやり方です。「そのバッグ、私もほしい!」「肌がキレイになったんじやない?」「説得力のある企画書だった」など。自分の感想なので、「いいな」と思った部分をそのまま口にすればいいのです。お世辞を言う必要もないので、心理的にも楽なほめ方。ただし、普段から他人を「ほめよう」という気持ちで観察していないと、なかなかほめ言葉は出てきません。ほめ上手になりたければ、「人に会ったら最低3か所はほめる」など、ルール化しておくことをおすすめします。
原則4:気づいたらその都度ほめる
最後は、そもそもの基本ルール。気づいたその場ですぐほめる。何度でもマメにほめるということです。というのも、ほめ慣れていない人は「わざとらしいかも」「お世辞っぽいかな」「セクハラになったらどうしよう」などと余計なことを考えて、褒めるタィミン グを逃しがちです。しかし、人を褒めるときに「ほめすぎ」ということはありません。英会話と同じで、頻繁に使っているうちに発音が良くなってくるのです。軽薄なくらい、バンバンほめましよう。
男向け、女向けを使い分ければ、さらに効果抜群!
この基本4原則をマスターしたら、応用編です。
男のほめ方①
男性は結果を気にするので、「どんな行動があの結果につながったかを指摘するほめ方」をしましましょう。たとえば「あのプレゼンに説得力があったから、契約がとれたんだよ」 「企画書がよく書けてる。」「この1年で成長したね」などです。ただし、今挙げたのは「上から目線」なほめ方なので褒める相手を見ながら使いましょう。
男のほめ方②
上司や先輩をほめる場合は、事実を指摘するよりも、自分が感じている「すごい!」という気持ちを強調すること。「すごいですね!勝てたのは絶対に先輩のおかげですよ」「〇〇さんの企画書、やっぱりうまい!」と、感動を前面に押し出すことで「上から目線」を回避します。
女性のほめ方①
女性は結果よりもプロセスを気にするので、「あなたがどれほどがんばったか知っています」と、努力に共感したほめ方を。「休日出勤までして、ホントにがんばったね」「苦手な英語を使ってここまでやるなんて、すごいよ」などとほめると「いつもあなたを見てますよ」というメッセージにもなるでしょう。
女性のほめ方②
褒める相手が同期や先輩なら感動を前面に押し出しましょう。「休日つぶして準備するなんて、尊敬します」「英語でやりとりするのって大変ですよね。ホントお疲れさまです!」などです。
ほめ上手になるためには、よく観察することが大前提。「すごい!」「尊敬します」「さすがですね」。まずは短い言葉で、その都度ほめるところから始めていきましょう。
この褒め方をマスターすれば婚活で会話は問題ありません。アラサー婚活は勝った同然です。